こなたび〜世界一周編〜

2018年4月9日から世界一周。世界一フットワークの軽いライブキッズになる!

アンコールワットと戦場カメラマン・一ノ瀬泰造さんのお墓へ

【世界一周 28日目】

5月6日

 

今、アンコールワットはお金を払えば誰でも見に行って写真を撮れる。2017年2月から入場料はちょっと値上がりして、1日券が37ドル、3日券が62ドル、7日券は72ドル。

 

でも、そうじゃない時代もあった。

クメールルージュがアンコールワットを占拠して、要塞化していた時代。

 

その時代にアンコールワットを撮影することに執着していた戦場カメラマン、一ノ瀬泰造さんの生き方は衝撃的だった。戦場カメラマンの生き方はだいたい衝撃的でくらくらするんだけど、ともだちに勧められて見た映画で色々考えさせられた。

 

konatabi.hatenablog.jp

 

準備ブログのときに書いた感想。

 

 

泰造さんは結局、26歳の時にクメールルージュに殺される。

1973年に亡くなって、遺体がご両親と対面できたのは9年後。

 

クメールルージュ(ポルポト派)は1975年から1979年にかけての4年間で200万人から300万人の国民を虐殺する。原始共産主義、つまり学問・技術・宗教なんかを否定して、原始時代のみんなが平等な時代がいいよねっていうもの。

 

お医者さんとか先生とか知識人が殺されて、外国語が話せるひと、ついには本を読んだことがあるひとなんかも殺されて。

虐殺がおわったとき、総人口の85%が14歳以下。

 

 

今のカンボジアの平均年齢は24歳なんだって。

国全体の平均年齢が、24歳ってどう考えてもおかしいよね。

ちなみに東南アジアの平均年齢は低めの国が多い。ラオスは21歳。ちなみに世界平均は29歳、日本は46歳で世界一平均年齢が高い。(全てデータは2015年)

 

カンボジアでそんなことが起こってたのが、ほんの25年くらい前。

 

泰造さんが亡くなったのは、45年前。

 

泰造さんは今のカンボジアを見たら、何を想うかな。

 

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天気はこのあと曇ってしまったけど、アンコールワットは美しかった。

 



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 当時は命がけだったんだろう。今は、誰でもアンコールワットの写真が撮れる。

 アンコールワットは素晴らしかったし、感動したし、自分の人生でここに来れるなんて何年か前には思ってなかった。

でも、命をかけてほしくない。

本当に命をかけなきゃいけないことなんてあるのかな。

誰かにとっては残酷に聞こえてしまうかもしれないけど、わたしはたいせつなひとには生きていてほしい。

 

例えばわたしは旅に出ている。

国内で家と職場を往復するような生活よりは危険があるだろうし、ひとによっては「自分で旅に出たのだからレイプされたって仕方がない」「死ぬ可能性があるのにどうしてわざわざ旅に出るのか」なんて思われているかもしれない。実際にそれに近いことを言われた。

 

わたしは、自分が死んでもいいなんて思わない。

たいせつなひとがたくさんいるから、ちゃんと帰らなきゃとおもう。

命をかけてまで、やりたいことなんてない。

命をつかって、自分の身近なたいせつなひとを笑顔にしたい。

旅に出ているんだから、旅の途中で死んでも本望だなんて思われたくない。

勝手なことを言わないでほしい。

 

 

死ぬのはこわいし、長生きして、家族に囲まれて、しあわせだったなあ、でもまだ死にたくないなあなんて言いながら最期を迎えたい。

 

 

過去ブログで自分で書いた文章、今でも全く同じことを思ってます。

 

 

映画の中で、泰造さんは「明日死ぬとしたら何をしたい?」と問いかける。

ほかのひとは妻と息子を殺された復讐や、残してきた恋人との再会を願う中、「俺はアンコールを撮りたい」と。

かっこいいと思ったけど、信念を持ったひとが身近にいるとこわいともおもう。信念よりも、自分自身を大切にしてほしいってどうしたって思っちゃうから。

 わたしは明日死ぬんだったら、どうするのかな。今はそんなこと考えないで生きてる。それって恵まれてるよね。昔は、最後は家族と一緒にいるっておもったはずだなあ。かっこわるいけど、わたしは多分いつ死ぬとしてもこわくて逃げ出したくなるし、死にたくないって言うし、最期まであがくんだろうな。それだけ生きてるのたのしいんだもん。

 

 

泰造さんの遺体は、シェムリアップから14キロ離れたプラダック村で発見された。村人が埋められた場所を覚えていて、骨は両親が持ち帰ったけれどその場所にお墓がある。

 

今回どうしても行きたくて、自転車で行ってきた。

映画の公開後は日本人がお墓参りに訪れていたみたいで、通りかかると村のこどもたちが「タイゾー!」なんて言いながら駆け寄ってきてチップを欲しがる、なんてブログを読んで行ったけど、そんなこともなく。

 

 

プラダック村はのどかで、住んでるひとたちはフレンドリーで、自転車を漕いでいるとみんな声をかけてくれた。「泰造を知ってる?」と聞いても、知らないと答えるひとが多かった。

 

お墓への案内が出ていて、そこを曲がってしばらく進んだところでまた泰造のことを聞くと、知っていたおじいちゃんがお墓まで案内してくれた。

 

 

わたしは調べて知っていたけど、ここに遺骨はないことを教えてくれた。

 

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こんな橋を渡って行きます。腐敗が進んでいるようでぶよぶよ。

 

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案内してくれてありがとう。

 

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往復3時間、長かったけど自転車で行ってよかった。

旅にでてよかった。

 

 

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